運営団体(SWCS)について

「1996年にこの地を最初に訪問した時はマングローブが衝撃的な光景だった」という初期のWWFスタッフの話を私は思い出します。ここでは当時マングローブはほとんど廃れた状態でした。前居住者と赤い塗料で書き散らされた「所有者」の名前が書かれた立看板との間には、不法占拠者の家々の残骸が証拠として残されています。
サバ州野生生物保護局、WWFマレーシア、リカス湿地保護区管理委員会および後にサバ州湿地保全協会の初期スタッフたちは、あらゆる世代のボランティアと協力して、継続的で大規模なリハビリ活動を行いました。現在、コタキナバルウェットランドは様々な種のマングローブ植物で覆われており、これは長年にわたる保護活動が成功した証です。
何年も前にコタキナバルウェットランドに献身して以来、私の中で最も記憶に残っている経験は、この地が当初のあまり知られていない状況から自然愛好家によく知られる人気のある場所に変わったことでした。特に、国境を越えて広がっている開発の脅威からこの地を保護する上では多くの困難があったにも関わらずです。コタキナバルウェットランドは、サバ州で2番目、マレーシアで7番目のラムサール・サイトとしてついに登録されました。ラムサール条約登録湿地として、私たちはこの湿地が将来の世代のために持続できることを願っています。

貴重な時間を使いコタキナバルウェットランドの開発と管理に貢献してくれた皆様にこの場を借りて感謝したいと思います。あなたの純粋なサポートに感謝いたします。

アブドゥル・アウカサ・ザイニー
サバ州湿地保全協会会長


サバ州湿地保全協会(SWCS)の歴史

運営理念、使命、目的

運営理念
サバ州湿地保全協会(SWCS)の運営理念は、「サバ州における湿地の保全と持続可能な管理を行うこと」です。

使命
サバ州湿地保全協会(SWCS)の使命は、「教育、研究、擁護を通じて、サバ州のすべての湿地の保護と賢明な利用を確かなものとすること」です。

目的
サバ州湿地保全協会(SWCS)の主な役割は、運営理念の実現のために行動指針としている3つの目的の中に明確に定義されています。
【3つの目的】:

– サバ州の湿地の保全とそこで見られる植物、鳥類、その他の生物の多様性を促進すること。

– 湿地保護について市民の関わりを増やし、湿地に対する意識と理解を高めること。

– 保全、教育、レクリエーション、観光、研究を目的とした湿地センターのモデルとしてコタキナバルウェットランドを管理すること。

サバ州湿地保全協会(SWCS)の組織図

サバ州湿地保全協会(SWCS)の委員会メンバー 2017-2019

SWCS Organization Chart 2017 – 2019

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